基本的にはどちらも同じ「キャリーケースのロック機能」だと考えていただいて差し支えありません。従来は、アメリカの運輸保安庁を意味する「TSA(Transportation Security Administration)」をもとに「TSAロック」としてアメリカ国内の空港で主に使用されていました。現在では世界40カ国以上、650程度の空港で採用され、国際的な標準保安システムとなり、その名称も「TSロック」と呼ばれるようになりました。
なお、ダイヤルロック式のキャリーケースには差し込み用の鍵穴がありますが鍵は付属しません。鍵は、TS職員が持っており、必要に応じて検査時に解錠して検査をするためのものです。
TS(TSA)ロックが付いているメリットとしては、検査職員が必要に応じてスムーズに解錠できるため、キャリーケースを壊される可能性がきわめて低いという点です。※それでも開錠のために壊されてしまうケースもございます。