キャリーケース(スーツケース)を長持ちさせる方法はありますか?
キャリーケースを長持ちさせたい場合、次の4点についてご注意いただくとよろしいかと思います。
①キャリーケースを持ち上げる際は本体の取っ手を持つ
ありがちなのは、キャリーバーを伸ばした状態でキャリーバーを持ってキャリケースを持ち上げる行為です。
キャリーバーはキャリーケースの故障率でもわりと上位を占めます。
もともと、キャリーバーを伸ばした状態でキャリーケースを持ち上げることを前提に設計されていない商品がほとんどです。
キャリーケースを持ち上げる際は必ず本体の取っ手を持つようにしましょう。
②荷物を詰め込みすぎない
近年では、ポリカボネート樹脂素材のキャリーケースが多く、ポリカボネート樹脂はある程度柔軟性もあるため荷物を詰め込みすぎてもすぐに壊れたりはしません。
ただ、長時間パンパンな状態で使用していると連続する摩擦や衝撃によって経年劣化が早まります。
荷物を詰め込みすぎないようにしましょう。
③キャスターに溜まったゴミを掃除する
キャリーケースにおいてキャスターは特に重要なパーツです。
そのため、その強度についても設計段階でしっかり計算されて製造されていることが多いです。
キャスターの付け根の破損(ボディ側)より実はキャスター自体が破損するケースのほうが多いです。
特に、キャスターにゴミなどが溜まった状態で使い続けることがキャスター自体の破損の大きな原因になります。
具体的には、キャスターにゴミなどが溜まったり挟まったりした状態で使用することで、意図しない摩耗や衝撃が加わります。
その結果、キャスターが欠けてしまったり、削れてしまいます。
キャスターが多少欠損したままでも使用できなくはありませんが、その分設計段階では計算されていない部分に負荷がかかり他のキャスターやボディの劣化を早めたり故障につながります。
旅行や出張から戻ったら、キャスターに溜まったゴミを掃除するようにしましょう。
④保管方法
キャリーケースは湿気がある場所で保管をするとカビが生えやすいです。
そのため、定期的に日陰干しをしたり風通しをよくすることで長く使うことができます。
また、湿気対策として除湿剤は手間もお金もそれほどかからずに効果を期待できますのでおすすめの対策です。